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女性自衛官裁判:元原告が田母神氏に謝罪要求

2010/11/22

自衛隊内部で発生した性暴力事件に関する国家賠償請求訴訟で勝訴した元原告女性の代理人弁護士が、11月19日、田母神俊雄前航空幕僚長が著書で名誉を傷つけたことについて、謝罪を求めたことを明らかにしました。

元原告の女性は、2006年に北海道の航空自衛隊基地内で勤務中に性暴力被害を受け、上司に被害を訴えると、いやがらせや退職強要を受けました。女性は2007年5月に国家賠償請求訴訟を起こし、今年7月に札幌地裁で勝訴。国が控訴を断念し、勝訴が確定しました。

田母神氏は、事件が係争中だった昨年、出版した著書の中で、この訴訟について「よくある男女間の“いざこざ”のたぐい」「女性は精神的に不安定で、病院に2回ほど入院した」などと、事実に反し、被害にあった女性をさらに攻撃するような記述を行っていました。

女性の代理人弁護士は、記述は事実に反しているうえ、職務上知りえた女性のプライバシーにかかわることを公刊物にするのは秘密保持義務に違反すると主張しており、謝罪がない場合、刑事告発な
どの法的手続きを検討しているとしています。

【報道】
元女性自衛官:田母神氏に謝罪求め通告書 著作で名誉棄損(11/19 毎日新聞)
元自衛官が田母神氏に謝罪要求 セクハラ勝訴の女性(11/19 共同通信)

【女性自衛官裁判の詳細はこちらから】

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