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アフガニスタン:軍・警察における児童の利用や性虐待を禁止へ

2011/02/04

アフガニスタン政府は、児童と武力紛争に関する国連特別代表をつとめているラディカ・クマラスワミ氏の来訪にともない、警察・軍における18歳以下の児童の雇用を禁止し、軍や警察リーダーなどの間で広く行われている男児の性奴隷制を禁止する行動計画を定める協定にサインしました。

近年、支援国がアフガニスタン警察や軍への雇用を拡大する政策に力を注いできたことの予期せぬ結果として、偽の身分証明書を使うなどして、数百人にも上る18歳以下の少年たちが雇用されていると見られています。反政府勢力も多くの少年兵をリクルートしており、アフガニスタンは、ウガンダやコンゴとならんで国連の児童兵士利用国ブラックリストに載せられています。政府はこの国連との協定により、リストからの削除を望んでいます。

この行動計画では、また、男児に女児の格好をさせて強制売春をさせたり性的奴隷として用いる「バッチャー・バジ」の慣習について禁止する項目が含まれます。
この慣習は、軍や警察の司令官、軍閥リーダーなどの有力者の間で以前から行われてきたといわれており、特にカンダハールでは公然と行われてきましたが、政府がこれを児童に対する性的虐待と認めて禁止するのは初めてのことです。

【報道】
●Afghans Plan to Stop Recruiting Children as Police(The New York Times) ●Afghanistan-UN sign pact to prevent children in armed forces (India Blooms)

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