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香港:家事労働者の永住権裁判で画期的判決

2011/10/03

香港の裁判所は9月30日、移民家事労働者は永住権を申請できないとする法律は憲法違反であるとする画期的判決を下しました。

香港の憲法にあたる基本法24条では、香港に7年以上通常住み続け、今後も居住する意思のある外国人は永住権を申請できると定められています。しかし入境条例によって家事労働者たちだけがこの規定から除外されていることは不当な差別にあたるとして、20年以上香港ではたらいてきたフィリピン人家事労働者らが裁判に訴えていました。

香港には、フィリピンやインドネシアなどからの約29万人にのぼる家事労働者がはたらいており、安い労働力として市民の生活に欠かせない存在となってきました。香港市民の間には「移住労働者に永住権をみとめれば、大量の移民が流入する」などとする反対論が強く、香港政府は控訴して争う構えです。

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