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ロシア:フェミニストバンド「プッシー・ライオット」の公判はじまる

2012/08/01

今年2月に教会でプーチン大統領の長期支配を批判するライブを敢行して逮捕されたフェミニスト・パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人の公判が、7月30日に始まりました。有罪とされれば最長7年の禁固刑に処せられる可能性があり、即時解放を求める声が国内外で高まっています。

「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」は、カラフルな覆面とミニスカートというユニークな姿で、政権批判のゲリラ演奏を行うことで知られていました。30日に出廷したのは、メンバーのうち、ナジェージダ・トロコンニコワさん、マリア・アリョーヒナさん、エカチェリーナ・サムツェヴィッチさんの3人(いずれも20代)。3人は今年2月、ほかのメンバーとともにモスクワのハリトリス大聖堂内の、司祭しか登壇が許されない説教壇に上り、「マリア様、プーチンを追い出して、プーチンをフェミニストにして」と歌ったために3月に逮捕され、その後、審理も開かれないまま長期拘留が続いていました。

当局は、3人を宗教的な敵意にもとづく「フーリガン行為」の罪状で起訴し、演奏は「信者を傷つけ、国家の精神的基盤を破壊するもの」と主張しました。一方、3人は「自分たちの行動によって信者の気持ちを傷つけたとすれば申し訳なかった」としながらも、パフォーマンスはロシア正教会とプーチン政権の癒着に対する純粋に政治的な抗議活動だとして、無罪を主張しました。

プーチン政権は、ロシア人の多くが所属するキリスト教会の支持基盤をもとに、長期支配に対する大規模な抗議運動に対する弾圧姿勢を強めています。ロシア国内の人権団体や文化人らが処罰に反対する活動を行っているほか、国際人権団体アムネスティなども、彼女らは思想信条を理由に弾圧されている「良心の囚人」にあたるとして即時釈放をもとめており、抗議の声が国際的に広がっています。

【報道】
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(7/30)ロシアの「反プーチン」パンクバンド、無罪を主張AFP(6/25)反プーチン・ソングで3か月以上勾留、露女性バンド「プッシー・ライオット」
【参考】
「プッシー・ライオット」支援サイト
★8/6追記 こちらのサイトから即時釈放を求める国際署名に参加できます。
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