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(2/3)「遊就館」で考える戦争展示の政治学――何が展示され、何が展示されていないのか

2017/12/06

※こちらのフィールドワークは人数が定員に達したため、お申し込みは締め切りました。キャンセル待ちをご希望の方は、下記のお問い合わせメールアドレスまで、件名を「2月3日フィールドワークキャンセル待ち希望」として、①お名前②メールアドレス③電話番号④一般・会員・学生をご連絡ください。キャンセルが出ましたら、順番にご連絡いたします。

フィールドワークツアー・資料館・博物館で出会う女性たちの生きた軌跡2017 第3回遊就館
「遊就館」で考える戦争展示の政治学――何が展示され、何が展示されていないのか

日本社会は、常に戦争と隣合わせでした。とくに明治維新以降は、戦争の意味も変化し、人々を蝕む社会変動を生みました。最近では戦争の歴史を学ぶことが、歴史修正主義との「戦い」のようになっています。
今回のフィールドワークでは、私たちの戦争の記憶と深い関係にある博物館で戦争展示をめぐる政治学を考えます。本来歴史を知る上で重要な役割を果たす場である博物館等の戦争展示の場は、これまで歴史研究が明らかにしてきた戦争の実態が歴史修正主義によって攻撃を受ける場に変容しつつあります。近代日本の侵略戦争が国内外の人びとにもたらした破壊的な影響や、加害の構造を総合的に知ることができる博物館が少なくなっている今、展示を見る側の私たちには、そこで何が展示され、何が展示されていないのか、そこにはどのような政治力学が働いているのかを注意深く見ることが求められるのではないでしょうか。
前半は、代表的な戦争展示の一つとして靖国神社の「遊就館」を訪ねます。ここでは、日本近現代史でアジア太平洋戦争の戦争責任研究の専門家である吉田裕さんに靖国神社の歴史と遊就館について解説をしていただき、「あの戦争」を振り返ります。後半は、近現代日本の軍事史・ジェンダー史を専門としている中村江里さんに日本軍兵士の戦争神経症についてお話しいただき、苛烈な近代戦が兵士の心身や医療・福祉、社会のジェンダー秩序などに及ぼした影響について考えます。
訪ねてみたいけど機会がなかったという人も多い「遊就館」で、知っているようで知らなかった靖国神社の歴史を知り、今一度、日本の戦争とはどんなものであったかを一緒に考えてみませんか。

日時 2018年2月3日(土)12:45-17:00

参加費 一般 3,000円、アジア女性資料センター会員・学生 2,500円(※参加費には「遊就館」入館料およびセミナールーム使用料を含みます。当日、集合場所でお支払いください)

定員 30人(※お申込みいただいた方を優先いたします)

プログラム
12:45 集合 集合場所:靖國神社境内「遊就館」玄関ホール <靖国神社へのアクセス><靖国神社境内マップ(※参加者のチケットは主催者が購入しています。個別購入は必要ありません)
13:00~14:45 「遊就館」見学 講師・ガイド:吉田裕さん
14:45~15:30 レクチャー会場へ移動・休憩(スタッフがご案内します)
15:30〜17:00 「ジェンダー視点でみるアジア太平洋戦争」 講師:中村江里さん
17:00 終了

<講師プロフィール>
・吉田 裕(よしだ ゆたか)さん
一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は日本近現代政治史、日本近現代軍事史。日本近現代史及びアジア太平洋戦争研究の第一人者。著書も多数。『日本人の戦争観』(2005)岩波書店は、日本社会の歴史認識や戦争観を巧みに描き、現在でも必読書。また、アカデミズにとどまらず、広く市民社会への発信を行い、多くの市民運動で講演会講師として活躍。「吉見裁判いっしょにアクション!」共同代表でもある。
・中村江里(なかむら えり)さん
一橋大学大学院社会学研究科特任講師。専門は日本近現代史。都内の複数の大学で歴史学やジェンダー論の授業を担当。主著に『戦争とトラウマ―不可視化された日本兵の戦争神経症』(吉川弘文館、2018年)、『資料集成 精神障害兵士「病床日誌」』第3巻、新発田陸軍病院編(編集・解説、六花出版、2017年)、「戦争の長い影―不可視化された日本軍兵士の心の傷」(『世界』882号、2016年、190-199頁)など。

お申し込み:人数が定員に達したため、お申込みは締め切りました。

【主催/お問い合わせ先】
特定非営利活動法人アジア女性資料センター
E-mail:ajwrcあっとajwrc.org Tel:03-3780-5245 Fax:03-3463-9752
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211

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「フィールドワークツアー・資料館・博物館で出会う女性たちの生きた軌跡2017」はパルシステム東京市民活動助成基金の助成を受けています。

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