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「半径1メートルからのジェンダーワーク集」

2014/03/05

「半径1メートルからのジェンダーワーク集」


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「半径1メートルからのジェンダーワーク集」は、ジェンダーや女性の人権の問題を身近なことから考え、不平等な法制度や社会規範を知り、誰にとっても平等で差別や偏見のない社会をつくるための行動を起こしてもらうことを目的としたアジア女性資料センター(ユースグループ)のオリジナルワークショップ教材です。

この教材は、普段の授業の教材(例えば総合的な学習の時間など)としてだけなく、学校の職員の研修用などに使うこともできます。付属のCD-RにはA4モノクロで印刷できるワーク集データを収めていますので、何度でも繰り返しお使いいただけます。ワークショップは「イントロダクション」から始め、それぞれの章へ繋げます。実施する章の順番は決まっていません。各章45~60分程度で実施できるワークショップとして開発していますが、より深く話し合う時間をもうけるなど、工夫して様々な形でお使いください。

■作成:アジア女性資料センター・ユースグループ「半径1メートルからのジェンダーワーク集」作成委員会
■発行:アジア女性資料センター 2013年7月10日
■内容
・A5判 折パンフレット型 6項 6冊(全6章)
・A5判 カード5枚(「家族って何だろう?」章用)
・B5判 ファシリテーターズガイド 12項
・ワークデータCD-R(A4モノクロ印刷用)
■単価 : ¥2,500 (税込・送料別200円)
■対象:中学生以上

【各章の紹介】
●イントロダクション「女で得? 女で損? 男で得? 男で損?」
この章では、性別やジェンダー構造によって「損していること」と「得していること」を参加者同士で出し合い、その「損・得」について様々な立場になって考えてみます。「男」にとっての得は、「女」にとってはどうなんだろう? 「女」にとっての得も、見方や立場が違えば、「女」であっても損なことかもしれない。そんなことを話し合い、より具体的なトピックをあつかう他の章に繋げて行きます。

●「家族ってなんだろう?」
この章では、自分のもつ「家族」のイメージを振り返り、様々なライフスタイルと、そのライフスタイルの中でぶつかる問題が書かれたカードを使うことで、戸籍や婚姻規範、家族規範の問題について学びます。

●「もっと話そう! からだのこと・セックスのこと」
セックスのこと・からだのことについて話したり、学んだりすることが難しいのはなぜかを考えると、「女性は控えめな方がいい」「女が性について話すのは恥ずかしいこと」などという規範の存在に気がつきます。この章では、ワークシートの質問に答えながら、からだとセックスについての知識を自分がどのくらい持っているのかを知り、正しい知識を得て、共有することの大切さを知ります。

●「将来、どうやって食べていく?! それって実現できるかな?」
男女で異なる非正規雇用の割合や所定内給与のグラフを見ると、女性は専業主婦を選択することが難しくなっている一方で、生活できる賃金を得ることも難しい状況であることが分かります。女性は家庭で家事・育児・介護などの労働を無償で行い、男性は外で働いて家族を養うことが出来るだけの賃金を得るという性別役割分業についても考えます。

●「派手なカッコで夜道を歩いた私のせい?~ちゃんと知りたい、性暴力とDVのこと~」
性暴力、DVやデートDVについて考えます。データを見ながら、性暴力・性犯罪についての社会の思い込みに目を向け、そうした思い込みが引き起こす問題について学びます。「暴力」とはどういうものかを知り、DVやデートDVの被害にあった、またはあっている人が身近にいたら、どうしたらいいか考えます。

●「揺れ動くセクシュアリティとジェンダー」
「カレシいる?」、「最近カノジョとどう?」という問いかけに潜む問題について考えることからはじめ、日常生活の場面を振り返りながら、様々なジェンダーやセクシュアリティの在り方を考えます。異性愛であり性別に違和感がないことが当然とされるような社会におけるセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)への差別や偏見を知り、他者への十分な配慮をもってセクシュアリティとジェンダーについて話ができるようになることを目指します。

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