国連・女性に対する暴力に関する特別報告者がDVのリスク拡大に懸念を表明
2020/04/05ドゥブラフカ・シモノビッチ女性に対する暴力に関する国連特別報告者は、都市封鎖や自宅待機などを伴うCOVID-19対応策が、女性や子どもに対するドメスティック・バイオレンス(DV)の被害を悪化させる可能性を指摘し、各国政府に対し注意を呼びかけました。
シモノビッチ氏は、シェルターへのアクセスが困難になったり、警察の介入や法廷へのアクセスが減ることによる被害者のリスクが高まる一方、行動制限や金銭的制約、一般的な不確実さがDV加害者にさらなる権力と支配をもたらしうると指摘。また、障害のある女性や、非正規の移住女性、人身取引被害者の女性たちにとって虐待の危険はさらに高まるとして、各国政府に対し、DV対策を後退させず対策を講じるように呼びかけています。