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「f visions」No.1 【特集】 新型コロナウイルス禍とジェンダー――分断と差別ではなく、権利と連帯対応を

2020/06/22

2020年6月発行
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単価(ダウンロード版) : ¥1,760 (税込)
アジア女性資料センター発行/夜光社発売
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リニューアル第1号は、新型コロナウイルス感染症が急速に広がる中で準備することになりました。感染がより広い地域と多くの人たちに広がるにつれて、この健康の危機が、重大なジェンダー影響をともなっているばかりでなく、社会における根深い差別や命の格差を表面化させるような事態であることが明らかになってきています。複合的なフェミニスト視点から、感染拡大が示している社会の問題をどのように分析し、ここから何をめざしていくのかヒントをさぐるために、この特集号では、特に海外のフェミニストたちによる声明や報告を多く紹介しました。日本ではなおジェンダー視点からのデータの収集と分析や社会影響に関する調査が十分に行われていませんが、女性の労働や介護への影響、風俗従事者へのまなざしやマスクをめぐる言説など、重要な問題を執筆していただきました。その一方で、移住者や経済的に脆弱な人びとへの影響、家族主義の問題、新自由主義的な経済対策など、今回十分に取り上げられなかった問題も少なくありません。
(中略)
今後、より細やかな視点からの分析とより大胆な変革への議論に向けて、この号がパンデミック初期段階におけるフェミニスト議論の最初の基盤になることを希望しています。(「ごあいさつ 読者のみなさまへ」より)

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特集 新型コロナウイルス禍とジェンダー ――分断と差別ではなく、権利と連帯対応を

ごあいさつ 読者のみなさまへ  本山央子

イントロダクション パンデミックをめぐるフェミニストの分析とビジョン  本山央子/水島希

女性とCOVID-19――いますぐに政府ができる5つのこと  国連女性機関

パンデミックと原発事故に共通する「危機の不可視化」  清水奈名子

今必要なのはウイルスとの「戦争」ではない  シンシア・エンロー

これは「武漢のウイルス」かーー新型コロナウイルスと「中国人」の排除をめぐって  大橋史恵

手作りマスクが再編するジェンダー秩序ーー手仕事と科学の狭間で  水島希/山崎明子

コロナが直撃した女性労働の脆弱構造ーー安全ネットなき「多様な働き方」のツケ  竹信三恵子

新型コロナウイルスと介護現場ーーいのちの現場を支えるおんなたちは未来へなにをつないでいくのか  白崎朝子

新型コロナのもとでの香港事情  小出雅生

パンデミックの危機に立ち向かうイタリアの女性たち  小田原琳

わかりやすさに対抗していける、女の闘いを  要友紀子

危機におけるケアと繋がりーーCOVID-19に立ち向かうためのフェミニスト戦略  MADRE

パンデミックはジェンダー中立的ではない  国連軍縮研究所

ネオリベラル資本主義の失敗、COVID-19で鮮明にーーフェミニストのグローバルな連帯を  APWLD

[ニュース]

2020年は〈刑法性犯罪規定〉見直しの年  清水さつき

共同親権導入は慎重に  小森雅子

オンラインで繋がったウィメンズマーチ東京2020  濱田すみれ

【インタビュー】伊藤みどりさん ホームヘルパー国家賠償訴訟から見える介護保険制度の 矛盾ーー労働問題であり人権侵害の問題として

デジタル性犯罪・性搾取「n番部屋事件」 ーー韓国はどう変わったか  村田佐希子

北京会議から25年ーージェンダー平等に向けた今後5年の取り組み  有松沙綾香

あいトリ「表現の不自由展」中止事件後、何が起きているか  岡本有佳

[セミナー報告]
セミナー報告 フェミの本棚カフェ第3回  「働き方改革」を炭鉱労働から考える

[Commentary]
埋没したものを掘り起こすーー千田有紀さんとの濃厚接触の果ての断片、または、これからも接触を続けるための手紙  尾崎日菜子

[連載]
ふぇみ・スペース  梁・永山聡子

まちや通信  佐藤智代子

フェミ×ナンミン×ピスタチオ  工藤晴子

フェミの本棚

[AJWRC information]
事務局スタッフ紹介

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