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ネパール人身売買サバイバー当事者団体の取り組みに学ぶ

2008/11/09
人身売買サバイバー当事者団体の取り組みに学ぶ
~ネパール「シャクティ・サムハ」のラクシュミさんを迎えて~

 1996年、インドとネパールのNGOが警察に依頼して、インドに売られた少女たち128人をボンベイから連れ戻しました。
 最初のころ、少女たちは無理やり連れ戻された悔しさや、NGOに対する誤解などから反発し混乱しましたが、うち15人がNGOでトレーニングを受け、初めて自分の権利を学びました。そして当事者自身が活動することが大事だと考え、サバイバー当事者のグループ、シャクティ・サムハを結成したのです。
 いま、内戦が終結し、あらたな憲法を作る制憲議会が始まったネパールで、シャクティ・サムハも当事者自身の声を政治に生かすために取り組みを活発化しています。
 今回、NWEC(国立女性教育会館)のアジア各国若手女性リーダー養成講座に参加するために、若いメンバーのラクシュミさんが来日されています。人身売買防止やサバイバーのためのリハビリなどの活動について、また、9月に開催された人身売買サバイバーの全国大会の様子などをお聞きします。ラクシュミさんも、日本の人々に伝えたいと張り切っていますので、どうぞご参加ください。

■シャクティ・サムハ(SHAKTI SAMHA)
人身売買防止や、サバイバーのための教育や仕事の提供などの活動を行う団体。最初は女性団体の支援を受けてスタートしたが、現在は中から育ってきた当事者がリーダーとなって活動している。団体名は「力をつける、エンパワメント」という意味。アジア女性資料センターは、1998年末にネパールツアーを行い、できて間もないシャクティ・サムハを訪問、交流をしてきた。

日時:2008年11月9日(日)13:30~
場所:アジア女性資料センター
通訳つき
参加費:一般700円、アジア女性資料センター会員は500円
お申込み・問い合わせは 
アジア女性資料センターまで
TEL:03-3780-5245 E-mail:ajwrc@ajwrc.org

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