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イラン:シーリーン・エバディさんのNGOを強制閉鎖

2009/01/08

 イラン当局は、12月21日、弁護士・女性の権利活動家で、ノーベル平和賞を受賞したシーリーン・エバディさんが主催する人権NGO「Defenders of Human Rights Center(人権擁護者センター)」の事務所を、裁判所命令なしに強制的に閉鎖した。
 その後も、エバディさんの法律事務所が警察の強制捜査を受けて資料を持ち去られたり、脱税していたとの誤った情報がメディアを通して流される、また暴徒が自宅を襲撃するといった事態が続いており、エバディさんの身の安全が懸念されている。
 人権擁護者センターの事務所は、その日行われる予定だった、国連人権宣言60周年の記念イベントを準備しているところだったが、その数時間前に、突然、警察や治安部隊が踏み込み、スタッフにも暴力をふるうなどしたうえ、事務所を強制的に閉鎖した。
 同センターは、政治犯や被収容者に対する無料の法的支援やその家族への支援、国際ロビーイングを行うために2000年に設立され、大きな役割を果たしてきた。イラン内務省は、団体設立は許可したものの、活動許可の発行は今日まで拒んでいる。
 ニュースが報じられると、国際人権団体のほか、国連事務総長も、この弾圧に抗議、エバディさんらの安全を懸念している。またイラン国内では1月2日までに500人以上が抗議声明に賛同した。
 さらに詳細は100万人署名キャンペーン英文サイトへ。
http://www.campaignforequality.info/english/

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