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グローバルジェンダー格差レポート:1位はアイスランド、日本は75位

2009/10/29

世界各国がジェンダー格差を縮めることにどれだけ成功しているかを示す世界経済フォーラムの「グローバルジェンダー格差レポート」の2009年度版が10月27日に発表された。
ジェンダー平等の達成度は、教育、健康、雇用、意思決定への参加の異なる側面における男女間の格差を数値化し、総合的に判断される。もっとも格差が小さかったのは、0.8276のアイスランドだった(1.00が完全な平等)。2位から4位をフィンランド、ノルウェー、スウェーデンと、北欧諸国が独占した。南アフリカとレソトも、ジェンダー格差を大きく縮めることに成功した。もっとも格差が大きかったのは、トルコ、サウジアラビア、ベニン、パキスタン、チャド、イエメンなど。
日本の2009年度の指標は0.6769と、前年の0.6434よりも改善が見られ、ランキングでも134カ国中75位と、前回の98位より改善された。しかし、教育と健康へのアクセス面では強いジェンダー平等を達成しながらも、雇用の平等と意思決定への参加においては大幅な格差が見られるという従来のパターンは続いている。しかし、専門・技術職への女性の進出は、世界の中でも非常に進んでいるとの結果が得られている。

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