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フィリピン:ミンダナオ大量虐殺と女性に対する暴力

2009/12/03

 フィリピンのミンダナオ島で、知事選挙に絡んで、知事候補者の親族や支持者、ジャーナリストら57人もが誘拐され殺害されました。この事件について、女性の人権活動家に対する暴力に反対するキャンペーンを行っているNGO「APWLD(アジア太平洋女性法律開発協会)」は、犠牲者の中に、2名の女性の人権活動家が含まれていたと指摘し、非難声明を発表しました。
 Connie Brizuelaさんはよく知られた人権活動家で、特にミンダナオにおける軍、警察、民兵による女性に対する暴力に反対する活動をしていました。Cynthia Oquendoは若い活動家でしたが、特に健康問題について活発に活動されていたそうです。
 2人は、他の犠牲者といっしょに、マングダダトゥ氏の知事選立候補届けを出しに車で向かっていた途中、100人ほどの武装勢力に拉致され、遺体で発見されました。
 また、犠牲となった女性たちの遺体の性器には銃弾が撃ち込まれており、殺害前に性暴力が行われた可能性があると指摘されています。
 この事件では、知事とその息子が殺人容疑で拘束されていますが、アロヨ大統領とも近い関係にあるだけに、今後、適切な捜査や処罰が行われるか、懸念が高まっています。

APWLDの非難声明

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