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グアテマラ戦時下性暴力を裁く「先住民族女性の民衆法廷への支援」のお願い

2010/02/01

 昨年12月、グアテマラの「戦時下性暴力の被害者から変革の主体へ」プロジェクトが女性人権活動奨励賞(やより賞)を受賞しました。それを記念して日本でのスピーキングツアーも行い成功をおさめました。やより賞の受賞とスピーキングツアーは、プロジェクトを代表して来日したマリアナ・チュタさんとアイデー・ロペスさんを通して正義を求める女性たちに大きな励ましとなりました。

 その女性たちが、きたる3月3日・4日に、戦時下性暴力を裁く民衆法廷を開きます。これは、「変革の主体」プロジェクトを実施している2団体グアテマラ全国女性連合(UNAMG)と社会心理行動と共同体研究グループ(ECAP)の他に先住民族女性組織「連れ合いを奪われた女たちの会(コナビグア)」、女性弁護士組織「世界を変える女たち」、そして女性新聞である「ラ・クエルダ」の共催でおこなわれます。
 被告はグアテマラ国家で、内戦下(1960-1996年)における性暴力は反乱鎮圧戦略の一環として行われた犯罪であったことを明らかにし、国家の責任を問うためのものです。また、戦時下性暴力の問題を広く社会に訴える目的もあります。
 法廷では「変革の主体」プロジェクトに参加している100人のサバイバー女性(マヤ民族)が全員証言を行います。しかし、開催には妨害や脅迫、関係者への攻撃なども予想され、また、身元がわかると法廷後の身の安全にもかかわることから、女性たちはビデオで顔を隠して証言をする予定です。
 私たちはこの女性たちと連帯し、民衆法廷が成功するように以下のような支援を行うことを決定しました。

1.民衆法廷へのカンパ ―― 法廷開催にかかわる費用を支援するためにカンパを募ります。
2.民衆法廷への傍聴団派遣 ―― 法廷に参加する女性たちと連帯し、また私たち国際社会のプレゼンスは法廷開催に起こりうる危険を少なくできます。そのために傍聴団を派遣します。
3.その他 ―― グアテマラ政府に対し民衆法廷が安全に実施されるよう要請する、日本政府、駐グアテマラ日本大使館に対しグアテマラ政府あてに同様の要請を行うよう申し入れる、現地のメディアに働きかける、などを行います。ぜひ皆さんのご支援とご協力をお願いします。

日本ラテンアメリカ協力ネットワーク、先住民族の10年市民連絡会、世界先住民族ネットワークAINU(WIN-AINU)、中南米と交流する京都の会
協力:アジア女性資料センター、女たちの戦争と平和人権基金、「戦争と女性への暴力」日本ネットワークVAWW-NETジャパン、アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)、日本カトリック正義と平和協議会

◆民衆法廷のためのカンパをお願いします。(一口1000円、何口でも)カンパの送り先:郵便振替口座  00110-7-567396日本ラテンアメリカ協力ネットワーク  ※備考欄に「民衆法廷」と記入ください。
◆傍聴団に参加してください。
申し込み締め切りは2月15日まで
グアテマラ・シティに3月2日から5日まで滞在、費用は日本―グアテマラ往復交通費の他に現地滞在費として約5万円)法廷後のオプショナルツアーもあります。詳しくはお問い合わせください。
◆民衆法廷にラテンアメリカの女性を招きましょう。
この性暴力プロジェクトはヨランダ・アギラルさんが2000年に東京・女性法廷に参加して生まれたものです。活動をさらに広げるために、今年3月のグアテマラ民衆法廷にペルー、コロンビアなど戦時下性暴力の問題で活動する女性たちを私たちの支援で招きましょう。18万円で一人招待できます。
問い合わせ先:新川(recom@jca.apc.org)までお願いします。

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