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アメリカ:ウォルマート女性差別集団訴訟が最高裁へ

2010/09/02

ウォルマートにおける性差別を訴えて、現・元女性従業員が起こした全米史上最大の集団訴訟で、ウォルマート側が控訴、裁判は最高裁へと移ることになりました。

この訴訟は、2001年に6人の女性従業員が起こしたものです。女性たちは、ウォルマートでは女性の賃金や、昇進の回数・スピードが男性より低いと指摘し、女性に対する差別的取り扱いが行われていると訴えていました。
集団訴訟が認められれば、史上最大規模となる100万人以上の従業員が対象となり、企業の差別是正措置の負担は膨大なものとなります。このためウォルマート側は「各店舗は異なる管理者の下で運営されており、一部の従業員の訴えを全体にあてはめることは妥当でない。集団訴訟を認めればすべての企業にとって脅威になる」と強く反発してきました。
しかし下級審は訴えの一部について集団訴訟の妥当性を認め、今年4月に巡回連邦控訴裁判所も6対5の僅差で下級審の判断を支持していました。

【記事】Wal-Mart Appeals Sex Discrimination Class Action to Supreme Court(8/26)

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