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災害対応に女性の視点を

2011/03/14

<このページは随時アップデートします>

このたびの東北・大震災で被災されたみなさまの安心と安全が一刻も早く確保されるよう、心からお祈りします。

女性には、男性と異なる特別のニーズやリスクがあります。女性が緊急避難所等で安心して過ごすことができるためにどのような配慮が必要か、阪神大震災など、過去の自然災害時に女性支援をされた方たちの経験からは、いくつかのポイントがわかってきています。

これから避難が長期化するなかでは特に

・女性が安心して着替えや授乳ができるような場所を準備すること。男女別の部屋を用意すること。洗濯物や生理用品など、男性の目を気にせずにすむように。
・「家族の世話や、食事、掃除などは女性がやって当然」とせず、女性の負担やストレスをへらす支援を行うこと
・セクシュアルハラスメントやDVなどについても安心して話せる女性専用の相談窓口
・外国人女性への多言語支援や、障害をもつ女性、高齢女性、ニーズに配慮すること
・トランスジェンダーの方には特別の配慮を
・男性には言いにくい女性たちのニーズを聞き取り、対応するため、避難所の運営に女性が関わること

等が必要となってきます。今後、長期的な復興過程において、女性の参加を確保することも重要です。

以下に、参考となる情報へのリンクを集めましたので、くわしくはこちらを参考にしてください。

オンラインの資料「災害と女性」情報ネットワーク 特に「参考図書・資料」の中にある
・「災害と女性」~防災・復興に女性の参画を~ 
・「被災地における性暴力」~防止と対応のためのマニュアル~
を読んでいただきたい(在庫はあり)とのことです。

「避難所生活での工夫」/「女性の視点からの防災対策のススメ」(大分県生活環境部県民生活・男女共同参画課)
<[暫定版]障害がある被災者について知っておいてもらいたいこと>DPI女性障害者ネットワーク
●女性に対する暴力相談
パープルダイヤル 0120-941-826
くわしくは内閣府のサイト
書籍など「女たちの21世紀」No.42[特集]災害とジェンダー 阪神淡路大震災から10年目のふりかえり、新潟中越地震の経験、スリランカやタイを襲った津波被害の経験など。

●「災害と女性」~防災・復興に女性の参画を~ 
●「女たちが語る阪神・淡路大震災」
●「被災地における性暴力」~防止と対応のためのマニュアル~
いずれもウィメンズネット・こうべ編→注文はこちらからできます「女たちが語る阪神大震災」ウィメンズネット・こうべ編(木馬書館) ※現在絶版のようです。

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