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インターネットにおける女性に対する暴力反対キャンペーンが攻撃 AWIDが声明を発表

2015/10/30

日本でも、世界でも、現在インターネット上で行われる女性に対する嫌がらせ、脅し、ヘイトスピーチ、ストーカー行為などが深刻な問題となっている。

こうしたなか、無料でオープンなインターネット環境を通して平等で公正な社会の構築に取り組む”Association for Progressive Communications”(APC)は、インターネット上の女性に対する暴力に反対するツイッターキャンペーン“#TakeBacktheTech”の展開をはじめた。

“TakeBacktheTech”(テクノロジーを取り戻せ)にハッシュタグをつけてツイートするというもので、キャンペーンのウェブサイトではインターネット上の女性に対する人権侵害の実態や、こうした被害にあった場合の対処方法などが紹介されている。また、“#ImagineAFeministInternet”という、フェミニストたちがオンラインで対話する場を作るためのキャンペーンも平行して展開されており、世界中のフェミニストたちが参加していた。

しかし2014年10月9日から、”Gamergate”というツイッターのハッシュタグ利用者が、この2つのキャンペーンに対して大規模な攻撃を仕掛けるという事件が起きている。APCの取り組みに関するデマや、フェミニストやインターネット上の人権問題に取り組む活動家をターゲットにした脅し、身体的暴力、性的暴力にさらされている女性たちを描写したイメージなどを2つのキャンペーンのハッシュタグをつけて投稿し続けるというものだ。

2015年10月26日、国際的なフェミニスト・ネットワークの「開発における女性の権利協会(AWID)」は、この事件に対して声明を発表した。

声明では、これらの攻撃が、インターネット上でのフェミニストたちの対話を攻撃する目的で大規模に企てられた、組織的で悪意に満ちたものだと公表した。インターネット上の暴力を防ぐ予防手段を話し合うフェミニストや活動家に対する脅迫がエスカレートする徴候だと警鐘をならしている。また、APCと攻撃の対象となった全てのフェミニストと活動家に連帯し、インターネット上にフェミニストスペースをつくるという重要な努力を支持し感謝すると表明。インターネット上で行われる全てのミソジニー的な脅しや攻撃に対しては、声を上げ批難し続けることを呼びかけた。

●“#TakeBacktheTech”キャンペーンページ(英語)
●AWID声明”Condemns Online Attacks and Stands in Solidarity with the Association for Progressive Communications”(英語)
●”Association for Progressive Communications”(APC)ホームページ(英語)

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