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シンガポール:NTUCが家事従事者センターを開設

2016/02/26

 2016年1月24日、シンガポールに家事従事者センター(Center for Domestic Employees:CDE)が開設された。このセンターはNTUC(全国労働組合会議)によって運営され、シンガポール国内で働く家事労働者からの相談を24時間体制で受け付ける。また、雇用に関するアドバイスの他に、メンタルヘルス・カウンセリング、法律相談、人道支援、緊急シェルターのサービスも行う。スタッフは英語とインドネシア語を話す5人で、元労働省の役人やNTUCのスタッフなどだ。現在、他の言語を話すスタッフを募集している。
同センターの顧問機関として「家事従事者ステークホルダー・フォーラム」を設置し、家事労働者に関する政策や課題について意見を求める。フォーラムは、雇用斡旋会社、NGO、雇用主が参加し、年4回開催する予定だ。
 シンガポールには現在、約27万7千人の外国人家事労働者がおり、2030年には30万人を越すと予測されている。NTUCのチャン・チュン・シンさんは、この取り組みはアウトリーチ活動の一環で、全ての国籍の労働者が対象だと話す。労働者の権利を周知すること、そしてワークショップなどを通して適切な雇用慣行を促進することが目的だ。
 同センターは政府から資金を得て、運営と外国人家事労働者支援のための「家事従事者福祉基金」を設置する予定。送り出し国の雇用斡旋会社を訪ね、移住家事労働者が出発前にどのような問題を抱えているのかの調査も行う。家事労働者と雇用者の期待が一致するには何が必要なのか、大使館との協議の場を持つ予定だ。

【報道】
The Straits Times (1/25) NTUC launches centre to help domestic workers

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