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【書籍紹介】「社会を問う人びと」

2013/02/28
社会を問う人びと――運動のなかの個と共同性 (シリーズ 戦後日本社会の歴史 第3巻) 社会を問う人びと――運動のなかの個と共同性 (シリーズ 戦後日本社会の歴史 第3巻)
(2012/12/20)
安田 常雄、 他

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労働運動や学生運動、公害問題、平和運動、保育所づくりなど、1945年から70年代までの戦後日本におけるさまざまな社会運動の経験を分析している。「戦後レジームの解体」が声高に叫ばれる今こそ、無数の人々が担ったこれら多様な運動が、社会の側に投げかけた「問い」に耳をかたむけるべき時だろう。今現在へとまっすぐにつながっているこれらの問題は、戦後民主主義の経験をまるごと否定したところで、消えてなくなるようなものではないからだ。
最終章「アジアの女たちの会とその周辺――国際連帯の観点から」(水溜真由美)では、アジア女性資料センターの前身である「アジアの女たちの会」の結成と活動について、リブ研究の中で軽視されがちだったマクロ政治状況への強い関心に焦点をあてて再評価している。
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