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【資料紹介】11月の新着資料(海外編)

2009/11/24

11月の新着資料、海外編です。まずは、パキスタンから。
ALAM-E-NISWAN (Pakistan Journal of Women’s Studies) Vol.16, No.1
パキスタン女性学会のジャーナルですね。今月号には人身売買に関する論文が多いようです。目次はこちらからご覧ください。

続いてフィリピンから。10月末にマニラのNGOフォーラムに行ったので、そのときにいろいろもらってきました。
Women Strategizing Justice(正義の実現に向けた女性たちの戦略)は、Philippine Coalition for International Criminal CourtというNGOが制作したリソースブックです。1998年に国際刑事裁判所(ICC)が設立され、女性に対する暴力も戦争犯罪の構成要素として明記されましたが、実際にジェンダー暴力に取り組んでいるNGOはどういうふうに取り組んだらいいのだろうか?ということで2007年に行ったワークショップ等の取り組みをまとめてあります。トレーニングマニュアルも掲載されており、フィリピンの女性たちの取り組みを感じることができます。

もうひとつ女性に対する暴力関連で、
Violence Against Women is not Inevitable: A Comprehensive Study on Gender-Based Violence in Caraga Regionというレポートもいただきました。こちらはMiriam College – Women and Gender Institute の制作で、フィリピンのカラガ地方に焦点を絞り、人身売買を初めとする女性に対する暴力についてのケーススタディや分析をおさめてあります。

Making the Philippine MDG Report Gender-Responsive
は、ミレニアム開発目標達成に関するレポートにジェンダー視点を導入しようという CEDAW Watch PhilippinesというNGOのレポートです。

最後にナミビアからSister Namibiaの最新号(Vol.21 #2. July 2009)が届きました。センターに届く海外の女性団体の機関誌の中でも、とっても面白くて人気の高い雑誌です。今回は運動20年記念号。障害を持つ女性たちのポートレートあり、ジェンダー役割を超えてクッキングに挑戦する男性や、自転車整備を生業にしている女性の紹介など、面白い記事たくさんで、いつも楽しみなのです。

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