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北海道女性自衛官人権裁判に関する要請書

2007/05/21

女性自衛官の人権裁判に関して要請書を提出しました。

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北部航空警戒官制団第○○警戒群○○基地
群司令 ○○様

                                   2007年5月21日

基地内で発生した性暴力事件に対する真摯な反省と、
被害女性への不当な取り扱いの即刻停止を求める要請書

        
 アジア女性資料センターは、女性の人権確立のために活動している団体です。私たちは、基地の中で、21歳の女性自衛官が、上司である自衛官により性暴力を受ける事件が発生したこと、さらにその後も、加害者に対する厳正な処罰と被害者に対する被害回復のための速やかな措置がとられず、むしろ被害者に対する不当な取り扱いが続いていることに、重大な懸念を抱いています。

 貴職には、基地内でこのような重大な性暴力事件が発生したことを真剣に受け止め、加害者に対しては厳正に対処するとともに、被害者に対して被害回復を行い、再発防止に努める責任があります。しかしながら、貴職は必要な措置を速やかに講じるどころか、むしろ被害者の行動制限、差別的言辞、退職強要など、被害者に対する二次被害を発生させています。裁判を受ける権利は憲法で保障された権利であり、提訴を理由にした差別的取り扱いは許されません。
 私たちは、この著しい不正義に強く抗議し、被害者に対する不当な取り扱いを即刻取り止め、被害回復のために必要な手段へのアクセスを被害女性に保証するように強く求めます。

以下、要請します。
1.女性自衛官の提訴を理由にした嫌がらせや差別的取扱いを即刻取り止め、謝罪すること。
2.今後、被害女性に対するあらゆる嫌がらせや差別的扱いがないよう、二次被害防止措置を貴職の責任において講じること。
3.被害女性が、カウンセリングや法的サービスなど、被害回復に必要なあらゆる手段にアクセスできるよう、貴職の責任において保証すること。
4.現在進行中の調査を、厳正かつ迅速に、二次加害を絶対に起こさないよう配慮して行うこと。
5.加害者への厳正な処分、内部規則の見直し等、基地内におけるセクシュアルハラスメントや性暴力の再発防止のための措置を速やかにとること。

                       
                       アジア女性資料センター
                        〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211
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