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女性自衛官性暴力裁判 控訴断念を求める要請書

2010/08/04

内閣総理大臣 菅直人 様
防衛大臣 北澤俊美 様
法務大臣 千葉景子 様

2010年8月4日

女性自衛官性暴力裁判
札幌地裁判決を尊重し控訴断念を求める要請書

 私たちは、2006年9月に北海道の航空自衛隊基地内で発生した元自衛官女性に対する性暴力事件、および被害発生後の国による対応について深い懸念を抱き、被害女性が起こした国家賠償請求裁判を見守ってきました。この裁判について、国が2010年7月29日の札幌地裁判決(平成19年ワ第1205号事件)を厳粛に受け止め、控訴をしないよう求めます。
 控訴して裁判を長期化させることは、不適切な対応によって二次被害をあたえた被害者をさらに苦しめるだけでなく、第三次男女共同参画基本計画策定の年に、性暴力根絶に主導的役割を果たすべき国が、各界や市民に誤ったメッセージを発することにもなります。自衛隊におけるセクシュアルハラスメントを含む人権侵害防止策にはいまだに多くの問題が指摘されていますが、外部の指摘を受け入れて問題を認めない限り、今後も同種の事件の再発を防ぐことは困難です。控訴を断念し、裁判所の指摘に従って実効性のある再発防止対策を講じるよう、強く求めます。

                       
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