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連続セミナー ジェンダーの視点で“開発”をもう一度考える

2005/06/07

★連続セミナー ジェンダーの視点で“開発”をもう一度考える★
~経済開発から人権尊重へ~

期間:2005年6月7日~7月26日午後7:00-9:00隔週火曜日(全5回)
場所:アジア女性資料センター
ファシリテーター:近藤和子さん(フェミニスト批評家)丹羽雅代さん(アジア女性資料センター運営委員)
参加費:会員5,000円、一般7,000円
定員:20名

経済開発優先の「支援」「開発」に対して、女性たちは批判の声を挙げ続けてきました。2000年には国連ミレニアムサミットが開かれ、人権を重視した開発の具体的な達成目標を掲げた「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」が定められましたがその有効性については世界中のフェミニストから様々な議論が聞かれます。このセミナーではこれまでの「開発」の流れを振りかえり、「人権重視」の「開発」の姿を探ります。

前期
①6/7経済・復興・開発 ~戦後60年を振りかえる~(ゲスト講師:神野直彦さん)
②6/21:ディスカッション
③7/5:「開発」のあり方を女性の視点で見ると…(ゲスト講師:伊藤るりさん)
④7/19:ディスカッション
⑤7/25(月):特別レクチャー 午後6時半から東京ウィメンズプラザ
講師:メーベルさん(香港):アジア女性労働委員会の元スタッフ、香港で今年12月に開かれるWTO閣僚会議へ向けて抗議行動計画中。(女性ユニオン東京、CAWネット・ジャパンと共催)

*後期は10月から「開発」の現在そしてこれからを考えるシリーズ(女性労働の視点、移住労働者の視点、日比FTA、復興後の「開発」支援、国連1325決議の問題点)を行う予定です。

神野直彦さん(東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授)
専門分野は財政学・地方財政論。「経済は人間のためにあるので、人間は経済のために存在しているのではない」という観点から繰り出される議論が楽しみです!著書に「システム改革の政治経済学」、「「希望の島」への改革-分権型社会をつくる-」、「人間回復の経済学」、「地域再生の経済学」など。

伊藤るりさん(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター教授)
専門分野は国際社会学,開発・ジェンダー研究。みなさんご存知の伊藤さんからお話を聞けるチャンスです!たくさん質問・疑問をお持ちよりください。著書に、『開発とジェンダー――エンパワメントの国際協力』(共編著、2002)など。

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