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チャリティ・イベント つながってつくろう! 暴力のない世界

2004/12/21

女たちの戦争と平和資料館 チャリティ・イベント
つながってつくろう! 暴力のない世界

日時:12 月21 日 (火)18 :30 ~
場所:江戸東京博物館ホール(両国駅JR 西口 徒歩3 分・都営大江戸線 A4 出口 徒歩1 分

スペシャル・トーク:高里鈴代×辛淑玉
ミニ・ライブ:寿
韓国民俗芸能風物(プンムル):プンムルペ・ウリト
当日券:2300 円 前売り券:2000 円, 学割:1500 円

松井やよりさんが亡くなってから、2年が経とうとしています。松井さん追悼の気持ちを込めて、また彼女の’見果てぬ夢’だった「女たちの戦争と平和資料館」建設のために、ゆかりの人々によるチャリティ・イベントを開きます。

今年はたいへんな1年でした。アメリカに追随して日本はイラク戦争に参戦。国内では大きな揺り戻しで、女性差別や民族差別が露骨になってきました。沖縄では辺野古での反基地の闘いが重大な局面を迎えています。
でも愚痴ってばかりはいられない。
こんな閉塞状況を突破するために、沖縄で闘い続けている高里鈴代さんと「おんな組いのち」を始めた辛淑玉さんを迎えて、暴力のない世界をめざして私たちができることを考え、励まし合いましょう。沖縄の素晴らしい歌を聴かせてくれる寿〔ことぶき〕のミニ・ライブと、ウリトによる韓国の民俗芸能風物演奏も実現しました。歌って踊って、来年に希望を託し今年を締めくくりたいと思います。

テーマは結。来年もつながっていきましょう
暴力のない社会をつくるために

高里鈴代
東京都内婦人相談員、那覇市婦人相談員などを経て、那覇市議会議員に。4期 15年の経験を生かし2004年、市民の平和・いのち・くらしを守るべく那覇市長選に挑戦したが、惜敗。しかしその後も歩みを止めることなく、連日辺野古に駆けつける姿はまさに沖縄の希望の星だ。米軍基地・女性に対する暴力にかかわる活動のほか、介護、子どもの人権、環境、自治問題など、幅広い活動を行ってきた。1985年に5人の女性とともに、「うないフェスティバル」を立ち上げる。「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表。著書に『沖縄の女たち女性の人権と基地・軍隊』(明石書店)他多数。

辛淑玉
東京生まれ。在日コリアン三世。人材育成コンサルタント。株式会社香科舎代表。大学にTVにラジオに地域にと活動を続け、権力側には鋭い鉄槌を、抑圧される側にはエンパワメントをしっかり届ける日々を送っている。暴力社会・暴力国家NO!「おんな組いのち」元祖世話人を務め、年開けからの更なる全面展開を期す。著書には渾身の自叙伝「鬼哭啾啾」(解放出版社)や、「日本人対朝鮮人」(光文社・永六輔との共書)「怒りの方法」(岩波新書)など多数。

寿[kotobuki]
ナビィ(ヴォーカル)とナーグシクヨシミツ(ギター/三線)は、沖縄音楽をルーツにしながら、ロック、ファンク、レゲエ、ソウル、ワールドミュージックの要素を取り入れた独自の音楽世界を確立している。二人で古くから歌い継がれる島唄とオリジナル曲を融合させたスタイルや、ゲストメンバーを加えたバンドスタイル等で活動。1985年結成以来、国内のみならず、ワールドワイドに注目を集めている。94年のCDリリース以降、沖縄の平和集会など様々な交流の場での演奏が増え、96年には寿[kotobuki]ネットワークの協力で手作りライブを定期的に行い、99年以降は定期的にピースボートにゲスト乗船。年間100~140本のライブをこなし、寿[kotobuki]ネットワークを広げている。

風物牌(プンムルペ)ウリトウリトの「ウリ」は私たち、「ト」とは場という意味。農楽という名で紹介されることが多い、風物(プンムル)クッは、韓国の農村などでケンガリ、チン、チャンゴ、プクなどの打楽器を鳴らして踊ったり歌ったりして楽しむ庶民的民俗芸能。風物牌(プンムルペ)ウリトは、それを学んでいる在日韓国・朝鮮人、韓国人留学生、日本人のグループである。ちなみに「ぺ」とは、願いを共にする人の集まり。

協賛団体
基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、日本キリスト教婦人矯風会、戦争被害調査会法を実現する市民会議、日本カトリック正義と平和協議会、日本の戦争責任資料センター、歴史教育アジアネットワーク JAPAN、高麗博物館、沖縄をはじめ日本から米軍基地をなくす草の根運動、ビデオ塾、NCC女性委員会、NO!レイプNO!ベース女たちの会(2004.12.1現在)

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