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パキスタン:北部辺境州で男女が石打刑に

2008/04/18

アフガニスタン国境に近いパキスタンの北西辺境州の連邦直轄部族地域で4月2日、一組の男女が婚姻外性交渉をもったとして、武装集団タリバーンに、石打により処刑されました。
中央政府の支配が及びにくい連邦直轄部族地域では、過去にも婚姻外性交を行ったとされる人々に対し、部族的イスラム法解釈にもとづいて処刑が行われてきました。これまでは銃殺が行われており、石打による処刑が執行されたのは、今回が初めてとのことです。

処刑されたのはShanoさんという女性と、Daulat Khan Malikdeenkhelさんという男性。Shanoさんの家族は、初め、娘が誘拐されたと警察に届けましたが、その後、駆け落ちしたとして逆に彼女を告訴しました。2人は連れ戻され、わずか1日のうちに、「qazi」と呼ばれる部族的イスラム法廷で裁かれ、処刑されました。

パキスタン中央政府は、2006年、レイプ被害者を逆に婚外性交渉の犯罪者として扱っていると批判されてきたハドゥード法令の見直しを行い、女性保護法を立法しました。しかし保守派の反発は強く、特に中央政府の支配の及ばない部族地域では、厳格なイスラム解釈にもとづいて婚外性交渉が裁かれる事態が続いています。

Pakistan: Couple Stoned to Death for Adultery
Why was a couple stoned to death?

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