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女性自衛官性暴力裁判 刑事処分は「不起訴」

2007/12/30

昨年9月9日に北部航空警戒管制団の北海道内基地において、女性自衛隊員が泥酔した男性隊員から強かん未遂の被害を受け、さらに複数の上司から嫌がらせを受けたとして国賠訴訟を起こしている件に関連して、
https://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=255
https://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=257

12月27日、札幌地方検察庁は、空自千歳地方警務隊による強制わいせつ容疑での書類送検について、「証拠不十分」として不起訴処分を決定しました。

この決定に対し、弁護団は、被害者が事件直後に訴えたにもかかわらず、被害者の保護も捜査もすぐに行われず、警務隊による捜査が始まったのは事件から半年も経過した後であったことを指摘して、「証拠不十分を理由とする不起訴決定は,事件後すみやかに原告の保護と厳正な捜査を行なわなかった基地の行為を追認するものと言わざるをえない」と批判しました。
また「支援する会」は、この事件は、自衛隊という組織のあり方、特殊性を抜きには考えられないと指摘し、性暴力被害当事者の声や気持ちに注意を払うことなく、加害者側の言い分を一方的に取り上げた大変偏った判断であったといわざるを得ないと指摘しています。
★弁護団および「支援する会」の声明全文はこちら
http://jinken07.10.dtiblog.com/

なお、1月24日には、東京で、弁護団および支援する会のメンバーによる報告会を、25日には院内集会を予定しています。詳細は
https://www.ajwrc.org/modules/eguide/event.php?eid=21

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