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11病院受け容れ拒否、流産

2007/08/31

8月29日早朝、陣痛を訴えて救急車で搬送された奈良県橿原市の妊婦(38)が約3時間のうちに11の病院に受け入れを拒まれ、途中で交通事故に巻き込まれた末、流産した。
 女性は29日午前2時頃、腹痛を訴え救急車に乗せられた。出血していたため、救急隊員がインターネットの県医療情報システムで産科の急患受け入れ可能な病院を探し、奈良県立医大病院に電話で問い合わせたが、受け入れを拒まれた。大阪府の大阪、和泉、寝屋川、高槻各市の計8つの病院にも満床や処置中などで受け入れられず、ようやく大阪府の高槻病院が受け入れ可能と判明した。
 だが40キロ離れた同病院に向かう途中で救急車が接触事故を起こし、別の救急車に乗り換えた。女性は事故の約3分前に破水。午前5時46分に受け入れられたが、女児の死亡が確認された。
 事件後、受け入れを断った病院2つで、実際には空きベッドがあったことが判明した。
 奈良県では昨年8月にも分娩中に意識不明になった女性(32)が奈良、大阪の19病院で受け入れを拒まれた末に8日後に死亡する事件が起きている。
 
【朝日】11病院拒否 搬送3時間 奈良の女性流産
2007年08月30日01時13分
http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200708290320.html

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