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市川市男女平等基本条例の危機

2007/11/29

11月13日に千葉県市川市議会の過半数を占める保守系会派の議員から、現在の「男女平等基本条例」を廃止し、改めて「男女共同参画社会基本条例」を制定する提案が提出されました。

新条例案は、もとの条例にあった「性別役割分業意識」「積極的格差是正措置(ポジティブ・アクション)」「ドメスティック・バイオレンス」「セクシュアル・ハラスメント」「性と生殖に関する健康と権利(リプロダクティブヘルス/ライツ」「性同一性障害を有する人」等への具体的言及をことごとく削除。

一方、「男女がその特性を生かし、必要に応じて適切に役割分担」「家庭尊重の精神」「子を産むという女性のみに与えられた母性を尊重」「育児における父性と母性の役割」など、男女特性論にもとづく保守的な内容となっています。

詳しい対照表はこちら。http://www2u.biglobe.ne.jp/~takayo/topics/danjyo/img/4.pdf

11月29日水曜日10時から終日質疑、12月5日または6日に採決の予定だそうです。

以下のサイトから「市への意見」をクリックすると市議会議長に意見を送れます。
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/

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