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香港:女性芸能人のプライバシーを守れ

2008/02/25

香港では、昨年から芸能人の性行為を撮影した写真が昨年からインターネット上にばら撒かれる事件が起きています。これにともなって女性の芸能人の性的プライバシーを侵害し、性的規範をおしつける風潮も広がっていることから、香港の女性団体「新婦女協進会(AAF)」は、女性芸能人のプライバシーを尊重し、個々の性的選択権を尊重するように求めるOnline署名を開始しました。

【AAFからの呼びかけ】

皆さん

最近、芸能人の裸の写真が社会の強い関心を呼んでいます。関係する写真は本来、プライベートなものにもかかわらず、(インターネット・メディア上で)流され続け、 ただ当事者のプライベートを犯すだけでなく、何重にも苦しめています。

このほか、世間には芸能人の性生活に関して大変主観的な倫理観によって非難をする人たちがおり、特に女性の芸能人に対してはひどいものがあります。少なからぬ人たちがその自分の倫理観で、当事者たちの性生活のあり方や選択権にまで口を挟み、個人の性生活のあり方や選択権を否定する発言もあり、女性の性行為に対して規範を作り出し、社会的圧力を広げています。

そこで、私たちは呼びかけます。
1)インターネット市民とマスメディアは、それら写真を掲載する事、転載する事、リンクを張ることをやめる事、
2)当事者の芸能人への、倫理的非難をやめ、個々人の性生活の選択権を護る事。

発起団体
新婦女協進会
2008年2月15日

このサイトからOnlineによる署名ができます。
http://www.PetitionOnline.com/hkaaf321/petition.html

なお、この署名活動は、日本のような法令に基づく行政・立法への請願活動ではな く、社会的意思表示として行われています。

【事件概要】去年からインターネット上で、香港の芸能人の性行為を撮影した写真が出回り始め、今年に入り、それをコピーしたものが急速にインターネット上で複製されて広がり、社会問題となった。インターネット上の性行為写真に対して香港警察が始めて動き出し、計8名が逮捕された。ただ、捜査手法に批判が集まり、7名は釈放。写真は、多くの写真に一貫して出てくるエディソン・チャン(陳冠希)のコンピューターを修理に出した際、修理をした技術者が無断でコピーを持ち出されたものだ、と言う事で、そのコンピューターショップの技術者1名がコンピューター不正アクセス禁止罪(香港刑法200章161条)で取り調べ中。当のエディソンは21日に留学先から香港に戻り、記者会見を開き、写真が自身である事を認め、芸能界からの引退を発表した。ただ、写真の性質上、写真の中の本人ではないかとされる女優・歌手らは事実上、何も言えないどころか社会生活からも抹殺されているに等しい。特に、ただ1人、別件の記者会見上、「今回の件では自分が幼稚でした」と自身だと認めるかのごとき発言したTwinsの鍾欣桐さん(2006年に舞台での着替えを盗撮され、雑誌に掲載された人)が「子ども相手に清純さを売りにしてきたのにファンをだましてきた」と、発言の機会がないまま、10代の性交渉と性教育が問題になる中、子どもの親を中心に強い非難を受けるにいたっている。

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