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賛同のお願い : スービック・レイプ裁判の公正な判決を求める緊急署名

2006/10/19

賛同のお願い

フィリピンのレイプ裁判への支援をお願いします

 2005年11月1日の夜、フィリピン・マニラの北西オロンガポ市スービック(米軍
基地跡地)で起きたレイプ事件の裁判が、最終局面を迎えています。

 被害者は22歳(当時)のフィリピン人女性「ニコル(仮名)」さん。
容疑者4名は沖縄に駐留する海兵隊員で、米比合同「反テロ」軍事演習のために
フィリピンに来ていたときに事件を起こしました。被害者の勇気ある告発により、フィ
リピンで初めての米兵を被告とするレイプ裁判が今年4月に始まりましたが、米軍・
米政府、フィリピンの政府・司法当局の卑劣な仕打ちによって、危機的状況が続い
ています。

 米兵の身柄は「訪問米軍地位協定(VFA:Visiting Force Agreement)」を盾
に、マニラの米大使館が確保したままです。しかもVFAには「米兵による犯罪は1
年で時効」という条文があり、時効期限は2006年12月27日なので、もしこのときま
でに有罪判決が出なければ、米政府が加害米兵をフィリピン外に逃がすことは目
に見えています。

 原告ニコルさんを支援する市民団体の連合体「タスクフォース・スービックレイプ
(現在17団体)」は、この協定はフィリピン共和国憲法に反すると主張しています。

 限られた時間の中、裁判は週4日というハイペースで進みました。
レイプされたと訴えている被害者に対し、加害米兵は「合意の上でやった」と主張し
ています。彼らには裏づけとなる証言者がいないにもかかわらず、検察の手抜き
尋問に助けられています。

 そのうえとうとう被害者バッシングまで始めた検察に耐え切れず、ニコルさんは抗
議して裁判ボイコットに入り抗議の意思表示をしました。

 しかし、被害者不在のまま裁判は進み、検察が早々に立証を打ち切ったため
結審してしまいました。判決は11月27日ですが、このままでは加害米兵を無罪
放免にしてしまう恐れがあります。

★公正な裁判を求める要請署名に賛同してください★
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アメリカ合衆国大統領 ジョージ・ブッシュ 殿
フィリピン共和国大統領 グロリア・マカパガル・アロヨ 殿
フィリピン・マカティ地裁第139支部裁判長 ベンジャミン・ポゾン 殿 

 スービック・レイプ事件裁判に関し、厳正なる判決を求める 

 わたしたちは、元フィリピン・スービック基地レイプ事件裁判が結審し、判決日が
11月27日となったことを知った。この裁判が被害女性にたいする正義の実現とな
るよう、強く望んできたわたしたちは、この成り行きに対し、重大な疑念を抱かざる
を得ない。

 わたしたちは、フィリピン共和国憲法に違反する訪問米軍地位協定(VFA)に
基づく今回の事件の一連の処遇に強く抗議したが、フィリピン政府当局は4人の犯
罪者の引き渡しを米軍および米政府に対して求めようとしなかった。さらには、司
法責任者がその責務を放棄し、被害責任を被害者に求めるという厳しいバッシング
を行った。

 裁判の中でも検事団長は、被害者「ニコル」さんの権利擁護の立場を放棄し、
抗議の声に耳を貸さず、強引に裁判を結審させている。

 これまでフィリピンで繰り返されてきた同様の女性に対する暴力への不処罰の
連鎖を断ち切るため立ち上がった「ニコル」さんの声は、半世紀以上も米軍が駐留
する日本の女性たちや、米軍基地を抱えた他の国・地域の女性たちの声でもある。

 これ以上、国内法、国際法を無視し、米国軍隊が世界中に戦争と女性への暴力
を広げることを認めるわけにはいかない。

 私たちは女性の人権と、子供・老人そしてすべての市民の生命と安全を守るため、
「ニコル」さんの正義の実現が果たされることを強く求め、ここに、以下の要求を提出する。

要 求
1)マカティ地裁第139支部裁判長は、スービック・レイプ事件の犯人に対し、
  厳正な判決を打ち出すこと
2)フィリピン政府当局は、基地関係機関周辺で多発し続けている女性に対する
  暴力を根絶する責任を認識し、司法の責任が果たせるよう、速やかに適切な処
  置を取ること

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賛同される方は、ajwrc@ajwrc.orgへ、
お名前(ふりがなをつけてください)/団体名をお知らせください。

★事態は刻々と変化しています。
最新情報は「フィリピンのレイプ事件を支援する連絡会」ブログ
(http://subic.blog76.fc2.com/ )をご覧下さい。

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